関東甲信 お盆前半は40℃に迫る暑さ 海は台風の影響も 後半はすっきりしない天気

AI要約

関東甲信ではお盆前半は天気の急変に注意するとともに、40℃に迫る「危険な暑さ」に警戒してください。

お盆後半は、くもりや雨のすっきりしない天気が続きそうです。

日本の南の熱帯擾乱の動きにも注意が必要です。

明日10日(土)は、各地で晴れて、最高気温が35℃以上の猛暑日となる所が多いでしょう。

甲信は午後は所々で雨や雷雨があるため、空模様の変化に注意してください。

明後日11日(日)から14日(水)にかけては、日差しは出ますが、暖かく湿った空気の影響で変わりやすい天気でしょう。

お出かけの際は雨具を準備しておいてください。

関東甲信 お盆前半は40℃に迫る暑さ 海は台風の影響も 後半はすっきりしない天気

関東甲信ではお盆前半は天気の急変に注意するとともに、40℃に迫る「危険な暑さ」に警戒してください。お盆後半は、くもりや雨のすっきりしない天気が続きそうです。また、日本の南の熱帯擾乱の動きにも注意が必要です。

関東甲信では明日10日(土)は、各地で晴れて、最高気温が35℃以上の猛暑日となる所が多いでしょう。関東ではにわか雨や雷雨はない見込みです。お天気の心配なくレジャーを楽しむことができそうです。一方、甲信は午後は所々で雨や雷雨があるため、空模様の変化に注意してください。

明後日11日(日)から14日(水)にかけては、日差しは出ますが、暖かく湿った空気の影響で変わりやすい天気でしょう。お出かけの際は雨具を準備しておいてください。

お盆の前半、注意が必要なのが、「危険な暑さ」です。14日(水)ごろにかけて最高気温は35℃前後で、特に明後日11日(日)は、甲府で39℃など、内陸では40℃に迫る危険な暑さとなりそうです。また、前橋で38℃、横浜やさいたまで37℃の予想です。一方、最低気温は25℃を下回らない所がほとんどで、がまんせず適切にエアコンを使うなど、昼夜を問わず熱中症対策が必要です。

台風5号は日本の東を北上していて、今後勢力を強め、暴風域を伴いながら本州付近に接近する見通しです。明後日11日(日)から12日(月)にかけて東北地方に接近する予想となっています。

関東甲信でも茨城県や千葉県の沿岸を中心に風が強まり、海上ではうねりを伴って波が高くなりそうです。海上や海の近くでの作業などの際は十分に気をつけてください。

15日(木)以降は曇りや雨の日が続きそうです。オホーツク海高気圧が強まり、関東甲信には湿った空気が流れ込みやすく、また、南の海上では熱帯擾乱が進む予想となっているためです。熱帯擾乱の動向次第では、まとまった雨となる可能性もあります。

最高気温は33℃~35℃くらいの所が多いでしょう。お盆前半ほどの暑さではないものの、湿度が高く、かなり蒸し暑くなります。お盆の期間中は普段と生活リズムが変わったり、お盆明けは暑熱順化(※)が戻ってしまったりして、この時期、熱中症のリスクが高くなります。いつも以上に熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

※暑熱順化とは、体が暑さに慣れることをいいます。

お盆の期間中は、帰省や旅行など、普段と違う場所で過ごす機会も多くなります。帰省先や旅行先の最新の気象の情報を得るようにしてください。また、「南海トラフ臨時情報(巨大地震注意)」の情報が発表されています。関東甲信の沿岸でも防災対策推進地域に指定されている自治体があります。日ごろからの地震への備えをあらためて確認するとともに、地震が発生したらすぐに避難できる準備を進めておいてください。

局地的大雨や地震などにより停電が発生する可能性があります。

停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。

停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。