パリ五輪日本代表チームの監督にも調査が…!全額免除のスポーツ特待生から学費を「不正徴収」していた…!日大重量挙部の「ヤバすぎる不祥事」を卒業生が告白

AI要約

日大重量挙部で特待生から全額徴収の問題が発覚し、被害者が語る事実を明らかにした。

被害者は10年前に日大に入学し、一方的に学費を徴収されたことに愕然としていた。

事件はパリ五輪代表チームにも影響を与える可能性があり、監督の関与も疑われている。

パリ五輪日本代表チームの監督にも調査が…!全額免除のスポーツ特待生から学費を「不正徴収」していた…!日大重量挙部の「ヤバすぎる不祥事」を卒業生が告白

「報道を見て慌てて母親に電話したら、『実は255万円も支払っていた』と言われ、愕然としました。大学在学中から今にいたるまで、私の学費はタダだったと思い込んでいましたから……」

7月12日、日大が衝撃の発表を行った。同大の重量挙部で昨年までの10年間にわたり、入学金・授業料を免除されているはずの特待生から全額を徴収。部の幹部が私的に使っていたことが明らかになったのだ。

冒頭のように語るのは、約10年前に日大を卒業した重量挙部OBの男性(30代)。インターハイ3位の実績を買われ、「学費免除」と誘われて日大に入学したという。

「明治や法政、中央といった偏差値やブランド力で勝るライバル大に対抗するために、日大は『全額免除』を売りに選手を勧誘していました。しかしいざ入学すると、親に入学金と授業料の請求があったんです。

母親は『全額免除と聞いていたのにどういうことか』と問い合わせましたが、現在も部に在籍している難波謙二監督から、『特待生ではない学生もいる。部員を平等に扱いたい』などと説明されたそうです。お金は部から指定された『重量挙部』名義のゆうちょ銀行の口座に振り込んでいました」

日大はすでに、当該部員の被害回復の手続きを始めており、あわせて重量挙部の幹部に対する刑事告発も検討しているという。

だが、日大に端を発したこの問題は、パリ五輪を戦う日本代表チームにも影響を及ぼす可能性がある。

「実は、パリ五輪のウエイトリフティング日本代表の監督を務めている新井健一氏は、日大重量挙部のコーチなのです。新井氏が不正徴収に関与していたかは今のところ不明ですが、大学側から聞き取り調査などが行われているのは間違いないでしょう」(日大関係者)

新井氏の調査について日大に取材すると、「調査に関わる事項のため、回答は差し控えさせていただきます」との回答があった。

パリ五輪のウエイトリフティング競技は8月7日から始まった。混乱が代表選手にまで伝わらなければいいが……。

「週刊現代」2024年8月10・17日合併号より

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