建設中の集合住宅に放火 元建設作業員の23歳男を逮捕、周辺の住宅6棟が全焼

AI要約

大阪府で建設中の集合住宅が放火され、周辺の住宅6棟が全焼した事件。逮捕された容疑者は元建設作業員であり、事件を否認している。

事件は午前5時20分ごろに起き、集合住宅と周辺の民家が全焼したが、幸いにもけが人は出なかった。

容疑者は防犯カメラの映像や携帯電話の履歴により特定され、現場近くでの作業を予定していたという。

建設中の集合住宅に放火 元建設作業員の23歳男を逮捕、周辺の住宅6棟が全焼

建設中の集合住宅に火を付け、近隣の住宅6棟を全焼させたとして、大阪府警は6日、現住建造物等放火などの疑いで、元建設作業員の吉村厚輝(こうき)容疑者(23)=奈良県橿原市大軽町=を逮捕した。府警によると、吉村容疑者は当時作業員としてこの集合住宅の建設現場で働いていた。「身に覚えがありません」と供述し、容疑を否認しているという。

逮捕容疑は4月25日午前5時20分ごろ、大阪府四條畷市雁屋西町の建設中の木造3階建て集合住宅(延べ約840平方メートル)に何らかの方法で火を付け、全焼させたほか、周辺の民家6棟も全焼させたとしている。当時集合住宅に人はおらず、民家の住民にもけがはなかった。

府警によると、発生前に吉村容疑者の車が周辺を走行する様子が防犯カメラに写っていたほか、携帯電話で関与を示すような言葉を検索した履歴が残っていたことなどから特定したという。

吉村容疑者は当日も現場での作業を予定。集合住宅は3階建て7部屋の計画で7月に完成予定だった。