ふるさと納税、初の1兆円台 利用者1000万人に、23年度 総務省

AI要約

総務省によると、ふるさと納税の2023年度の寄付額は1兆1175億円で前年比約1.2倍になり、史上最高額を記録した。返礼品人気の高まりにより、制度を利用した人数も初めて1000万人を突破した。

地域別では、宮崎県都城市が193億8400万円でトップとなり、北海道紋別市、大阪府泉佐野市がそれに続いた。

寄付金の使い道では、災害支援が前年度の倍近い92億3700万円に上り、特に能登半島地震の被災地支援への寄付が増加した。

 総務省は2日、ふるさと納税の2023年度の寄付額が前年度比約1.2倍の1兆1175億円だったと発表した。

 4年連続で過去最高を更新し、初めて1兆円を超えた。返礼品人気の高まりなどを受け、制度を利用した人も初めて1000万人に達した。

 自治体別の受け入れ額は、牛肉や焼酎などの返礼品をそろえる宮崎県都城市が193億8400万円で1位。2位が北海道紋別市の192億1300万円、3位が大阪府泉佐野市の175億1400万円だった。

 寄付金の使い道を見ると、災害支援が前年度の約2倍の92億3700万円。1月に発生した能登半島地震の被災地への寄付が増えた。