「最後まで頑張った」 体操橋本選手地元 千葉県成田市〔五輪〕

AI要約

体操男子個人総合、橋本大輝選手(22)が出身地の千葉県成田市で行われたパブリックビューイング(PV)会場には、地元の人々ら120人が応援に駆け付け、6位に入賞したがメダル獲得はならなかった。

橋本選手の母校である順天堂大で体操男子監督を務める元五輪メダリスト冨田洋之さんは、橋本選手に対し今後の活躍を期待している。

幼少期から指導してきた山岸信行さんや同じクラブに所属していた陶彩葉さんらが、橋本選手を称賛し、岡慎之助選手の成功にも言及した。

「最後まで頑張った」 体操橋本選手地元 千葉県成田市〔五輪〕

 体操男子個人総合、橋本大輝選手(22)の出身地、千葉県成田市で行われたパブリックビューイング(PV)会場には、地元の人々ら120人が応援に駆け付けた。

 メダル獲得はならなかったが、1日未明、6位入賞が決まると惜しみない拍手を送った。

 橋本選手の母校、順天堂大(印西市)で体操男子監督を務める元五輪メダリスト冨田洋之さん(43)は「苦しい展開だったが、最後まで頑張ってくれた。今後に向けて英気を養ってもらいたい」とねぎらった。

 幼少期から中学3年生までの橋本選手を「佐原ジュニア体操クラブ」(同県)で指導していた山岸信行さん(68)は最前列で応援。終始険しい表情で演技を見守った。試合後に涙を見せた橋本選手に対し、「戻ってきたら、『ご苦労さま。新しい体操を見つけて、また頑張れよ』と声を掛けたい」などと話した。

 小学生の頃に同クラブに所属していたという陶彩葉さん(20)は「プレッシャーに負けずに希望を見せてくれた」とたたえた上で、金メダルを獲得した岡慎之助選手(20)の名前を挙げ、「(橋本選手の)思いを継いでくれたと思う」と笑顔で語った。