「斎藤知事が『嘘八百』『事実無根』と反対者つぶしたのは中国とかロシアと同じ」と橋下徹氏 告発めぐり

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発され、県職員や自民党からも辞職を求める声が上がっている問題。

橋下徹氏は、斎藤知事が初動段階での対応を批判し、政治権力の適切な行使を求めている。

日本維新の会の馬場代表も疑惑について厳重な対応を求めており、問題の解決が注目されている。

「斎藤知事が『嘘八百』『事実無根』と反対者つぶしたのは中国とかロシアと同じ」と橋下徹氏 告発めぐり

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発され、県職員や知事選挙で支援を受けた自民党からも辞職を求める声が上がっている問題。

橋下徹氏は、斎藤知事について「問題なのは、(告発文の詳細な調査前の)初動の段階で『嘘八百』、『事実無根』と発言を封じたこと」と指摘し、「民主国家でやってはいけない政治権力の行使だ」と批判しました。

31日、関西テレビの「旬感LIVE とれたてっ!」にコメンテーターとして出演した橋下氏は、兵庫県の斎藤知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題に関するニュースに触れて、告発をめぐる斎藤知事の対応を批判しました。

「パワハラ疑惑とおねだり疑惑は事実であったとしても、この事実だけでは知事を辞めるような事情にはなりません。おそらくならない。

問題なのは、斎藤知事の『嘘八百』発言、それから『事実無根、公務員失格』という発言。危険性を感じないといけないのは、知事に対して反対する者に対して、『嘘八百』だとか『公務員失格』って言って、つぶそうとするっていうのは、中国とかロシアがやっている政治権力の使い方と同じなんですよ。

それはちゃんと(告発文について)調査をして、『ダメなものはダメ』とか、言論で『ここは違う、そこは違う』ってのはいいけれども、(詳細な調査をする前の)初動の段階で、『公務員失格』、『嘘八百』と、相手の発言を封じ込めるっていうのは、本当にこれは絶対やっちゃいけない政治権力の行使で、維新も馬場さんもそこの危機意識が足りないですね」と述べました。

日本維新の会の馬場代表は28日、取材に対して「疑惑が事実であれば、しかるべき判断をするよう知事に直接話す」と発言したほか、告発した元県民局長の懲戒処分については、「県の懲戒規定に基づいていれば問題ない」とする見解を示していました。

橋下氏は「馬場さんたちが言っている言い分としては、知事や市長に反発する職員が出てくる。改革しようと思ったときに職員が嫌がることを僕もやりましたから。その時に職員が告発文などいろいろなものを出して、抵抗するのを『そのまま認めていいんですか?』と馬場さんは言うわけですよ。事実をしっかり見ないといけないというのはその通りなんですけど、その話以前に告発文を『嘘八百』、『公務員失格』とつぶしたことが問題」と指摘しました。