消防本部職員の4割パワハラ訴え「訓練中たたかれた」 宮崎・西臼杵

AI要約

西臼杵広域行政事務組合消防本部が職員アンケートで上司からのパワハラの実態を明らかにした。

組合議会が事態重視し、調査特別委員会の設置を決定した。

過去数年間にわたり、パワハラの被害が多く報告されている。

消防本部職員の4割パワハラ訴え「訓練中たたかれた」 宮崎・西臼杵

 西臼杵広域行政事務組合消防本部(宮崎県高千穂町)は30日、昨年夏に実施した職員アンケートで、約4割の職員が上司からのパワハラを訴えていたことを明らかにした。組合議会は事態を重視。「自浄作用を期待できない」として、8月に地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委)を設置し、実態解明に乗り出す方針を固めた。

 同本部の在籍者は管理職を含め約40人。本部の説明では「訓練中にたたかれた」「馬鹿にする発言を受けた」などの指摘があった。時期は、同本部ができた2015年度から最近まで幅広く、特に15年度から17年度にかけて集中しているという。加害者名を挙げたものも複数あった。同本部は双方からの聞き取りや解明をせず、トップの消防長の啓発にとどめていた。