「子宮が黒い」とわいせつ行為…実刑判決"美食家マッサージ師"「しぶちかの父」法廷で成れの果て姿

AI要約

占い師の成田文祥被告が不同意性交などの罪で懲役4年の実刑判決を言い渡された事件について。

成田被告が女性にわいせつ行為を行った経緯と裁判の様子。

裁判長の判断や被告の姿から、事件の悪質性や判決の背景が分かる。

「子宮が黒い」とわいせつ行為…実刑判決

女性にわいせつな行為をしたとして不同意性交などの罪に問われた占い師の成田文祥被告(65)の判決公判が7月19日に東京地裁で開かれ、懲役4年の実刑判決を言い渡された。

成田被告は「しぶちかの父」を自称し、東京・渋谷駅にある地下街で占い師として活動。渋地下だけではなく各地で開催される占いイベントにも参加していた。起訴状などによると、事件は’23年9月18日の午前10時から午後1時の間に起きている。

成田被告は、’23年9月10日に開催された占いイベントで恋愛について相談に来た40代女性に対して、「あなたの隣に小さな子どもが見えます。あなたからしか生まれたくないと言っている。後日、神様のお告げを伝えます」などと話したという。

「9月18日に、成田容疑者は女性と再会。『しぶちかの父』の言葉を信じ、なかば洗脳された状態にあった女性をホテルに呼び出し、『あなたの子宮は黒くなっていて子どもが入れない。マッサージをして治してあげます』と言い、女性の胸や下半身を触るなどのわいせつ行為を行ったのです。

その際、『嫌なら嫌と言ってくれ』と事前に伝えて行為に及んでいます。被害女性は別の占い師に相談したことで被害に気付き、警察に訴えました。それまでは施術の一環と信じていたようです。女性の不安心理を巧みに利用し、正常な判断ができない状態での犯行はかなり悪質です」(全国紙社会部記者)

成田被告は逮捕前、かなり羽振りのいい暮らしをしていたようだ。美食家でもあったようで、インスタには高級そうな霜降り牛肉、寿司、海鮮などのグルメ写真を頻繁に投稿。プロフィールには「しぶちかの父。渋谷地下街の人気の占い師」と記し、他にも「アロマエステ。タントラエステ。施術師。著作のエステ本は20万部以上の大ヒット」といった文言が並ぶ。そんな歯が浮くような文言とともに柔和そうな成田被告の写真を掲載していた。

しかし法廷での成田被告は、白色のTシャツに紺色のジャージ姿で背を丸めて入廷。送検時の黒々とした髪は白髪交じりとなり、肌艶もなくなっていた。満席の傍聴席を見渡したが、その目に生気はなく無表情で変わり果てた姿を見せていた。

「マッサージはアロマオイルを使用して施術。わいせつ行為に及びましたが、女性が『痛い』と言ったのですぐに施術をやめたそうです。裁判でも行為自体は認めていますが、わいせつ目的ではなかったと主張していました」(全国紙司法担当記者)

しかし裁判長は、

「身勝手で悪質。被害者の精神的苦痛は大きい。責任は重く実刑をもって臨むのが相当」

として懲役4年の実刑判決を言い渡した。裁判長の問い掛けにもひと言も発することなく法廷を後にした成田被告。実刑をくらう自身の未来を占うことはできなかったようだーー。

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