指揮統制要領の議論深化で一致 日米防衛相、今後の作業部会で

AI要約

木原稔防衛相とオースティン米国防長官が会談し、自衛隊と在日米軍の指揮・統制枠組みを向上させる作業部会設置で一致。

米側の統合軍司令部と2024年度末に発足する日本の「統合作戦司令部」との関係が明らかに。

オースティン氏は中国や北朝鮮の動向に言及し、同盟の使命について強調。

指揮統制要領の議論深化で一致 日米防衛相、今後の作業部会で

 木原稔防衛相は29日、オースティン米国防長官と防衛省で会談し、自衛隊と在日米軍の指揮・統制枠組みを向上させるため、今後設置する作業部会で調整要領の議論を深めることで一致した。28日の外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)での、在日米軍を「統合軍司令部」として再構成するとの合意を踏まえ、協議を加速させると確認した。

 米側の統合軍司令部は、陸海空3自衛隊を一元的に指揮するため2024年度末に発足する「統合作戦司令部」のカウンターパートとなる。

 会談でオースティン氏は、中国や北朝鮮の動向に触れ「インド太平洋地域の平和と安定は同盟の使命だ」と強調した。