死亡は駐在所勤務26歳 山形県警「職場のリーダー」

AI要約

山形県警は27日、大雨でパトカーごと流され、死亡した巡査長の身元を公表した。玉谷凌太巡査長は真室川駐在所に勤務しており、職場ではリーダー的存在だったという。

玉谷さんと行方不明の巡査部長は25日夜に救助要請に出動し、パトカーが流されているとの通報があった。通話の内容はほとんど聞き取れないほど周囲の音が大きかった。

事件は悲劇的な結末を迎え、玉谷巡査長の真面目さとリーダーシップが称賛される中、警察組織全体が喪に服している。

 山形県警は27日、大雨でパトカーごと流され、死亡したのは新庄署真室川駐在所(同県真室川町)で勤務していた玉谷凌太巡査長(26)=警部補に2階級特進=と発表した。溺死だった。県警は「非常に真面目。職場ではリーダー的存在だった」としている。

 県警によると、玉谷さんと、行方不明の巡査部長は25日夜、住民の救助要請で出動。玉谷さんは午後11時45分ごろ「パトカーごと流されている」と110番。約25分後に巡査部長から「パトカーから出たが流されている」と通報があった。

 最初は45秒、2度目は46秒の通話だったが、周囲の音が大きく、ほとんど聞き取れなかった。