「勝率上がる」情報商材、トレカ装って売買 SNS詐欺事件の手口

AI要約

大阪市内の拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で容疑者グループがフリマアプリを悪用して情報商材を購入させていた疑いが浮上。禁止された商材の出品を防ぐためにトレーディングカードの売買を装っていたという。

一斉摘発では90人が詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕。SNSを通じてバイナリーオプション取引を装い、商材購入費として現金をだまし取る手口が使われていた。府警は調査中。

逮捕された90人のほとんどは若い女性を装いSNSで勧誘。虚偽の情報商材を購入させる詐欺手法が行われていた。

「勝率上がる」情報商材、トレカ装って売買 SNS詐欺事件の手口

 大阪市内の拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、容疑者グループがフリマアプリを悪用して情報商材を購入させていた疑いのあることが、大阪府警への取材でわかった。情報商材の出品は禁じられているため、トレーディングカードの売買を装っていたという。グループが特定されないようにするためだったと府警はみている。

 一斉摘発では19~45歳の90人が詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕された。府警によると2~7月、SNSを通じて投資の講師になりすまし、為替相場の上下などを予想するバイナリーオプション取引をめぐり、商材購入費の名目で現金をだまし取るなどした疑いがある。府警は認否を明らかにしていない。

 90人の大半は「打ち子」として、SNSで若い女性などを装って不特定多数にメッセージを送るなどしていたとみられる。返事があれば個別に投資話を持ちかけ、「勝率が上がる」と虚偽の情報商材の購入を勧めていたという。