違法な客引き対策に悩む行政、対策の切り札は屈強な「EP」 千葉市

AI要約

千葉市が違法な客引き行為の対策として、格闘技を中心とするスポーツ経験者を採用した警備会社にパトロール活動を委託

繁華街の治安改善を求める要望書が市に寄せられ、市は総額約5500万円の予算を組んで対策を強化

警備員と市の指導員が連携して対策を行い、効果を確認した上で更なる増員や継続を検討

違法な客引き対策に悩む行政、対策の切り札は屈強な「EP」 千葉市

 繁華街の違法な客引き行為の対策に頭を悩ませる千葉市が、5月末から、格闘技を中心とするスポーツ経験者を積極的に採用している警備会社「エグゼクティブプロテクション」(EP 本社・東京都港区)に市内の繁華街のパトロールなどの活動を委託している。

 市によると、繁華街を擁する地域の商店街から市長や県警本部長宛てに、客引き行為などの繁華街の治安改善を求める要望書が出るなど、対策は喫緊の課題という。

 市は2023年度から「繁華街客引き対策」を予算化。今年度はさらに2割超を増額し、総額約5500万円で、新たにEPの警備員を雇用した。

 市の担当者は「警備員と、市の指導員が連携して対策をしていきたい」と話す。実態を把握し、一定の効果が見られれば増員や継続を考えているという。(芹沢みなほ、杉江隼)