「説明なく辞任、納得できぬ」 憤る紅麹サプリ問題の被害者

AI要約

大分県の男性会社員が小林製薬の紅こうじサプリメントを摂取後、だるさや吐き気を感じるようになり、腎臓の数値が悪化していることで不安を感じている。

男性は補償についての連絡がないことや、会長と社長の辞任に納得できないとして、小林製薬の対応に不満を抱いている。

トップの交代が被害者への対応や隠蔽体質の改善に結びつくか不明であり、男性は小林製薬の今後の対応に懸念を抱いている。

「説明なく辞任、納得できぬ」 憤る紅麹サプリ問題の被害者

 小林製薬の紅こうじサプリメントを通信販売で定期購入していた大分県の男性会社員(60)は、摂取後2週間ほどでだるさや吐き気を感じるようになったという。摂取をやめた後も悪化した腎臓の数値は戻らず、不安な日々を過ごす。

 男性は「記者会見で説明することなしに、会長と社長が辞任というのは納得できない。小林製薬からはいまだに補償について何の連絡もなく、放置されている。トップが交代したからといって、被害者への対応や隠蔽(いんぺい)体質が改善されるとは思えない」と憤った。【鈴木拓也】