90代と70代の入院患者を殴り、負傷させたか 病院の看護師を逮捕

AI要約

京都府警が、高齢の入院患者2人を殴って骨折させたとして看護師を逮捕。男は容疑を認めており、病室の患者に顔面を殴るなどの暴行を行っていた。病院側から通報があり、男は夜勤中に犯行を行っていた。

被害を受けた90代と70代の男性患者はそれぞれ顔面に重傷を負い、頬骨の骨折や打撲などの怪我を負った。医療法人の理事長は看護師の行為を極めて遺憾とし、再発防止策を講じるとコメントしている。

看護師の男は顔に腫れのある患者を他の看護師に報告しており、被害を受けた患者のうち1人が直接男から殴られたことを訴えた。

90代と70代の入院患者を殴り、負傷させたか 病院の看護師を逮捕

 高齢の入院患者2人を殴って骨折させたなどとして、京都府警は23日、京都市内の病院に勤める看護師の男(23)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、男は6月13日夕から翌14日未明までの間に、病室の90代と70代の男性患者の顔を殴ってけがをさせた疑いがある。90代の患者は頰骨が折れるなど約2カ月の重傷、70代の患者は顔に打撲を負った。男は当時、夜勤中で、2人の病室の担当だったという。

 病院側から府警に「入院患者がけがをする事案があった」と相談があったという。

 病院を運営する医療法人によると、男は2人の顔に腫れがあると別の看護師に報告していた。うち1人が男に殴られたと訴えたという。

 医療法人の理事長は「看護すべき立場にありながら、けがを負わせる行為は極めて遺憾であり、責任を重大に受け止め真摯(しんし)に反省しております。再発防止策を講じます」などとするコメントを出した。(関ゆみん)