ウルフドッグス名古屋の市川健太選手が献血呼びかけ ファンが行列

AI要約

男子バレーSVリーグ「ウルフドッグス名古屋」のリベロ、市川健太選手が「愛の血液助け合い運動」の一環として献血啓発活動を行った。

献血ルーム「フォレスト」は完全予約制の血漿成分献血専用の施設であり、薬の原料として利用されている。

市川選手はトークショーで病気で治療を受けている患者のためにも献血への協力を呼びかけ、多くのファンが集まった。

ウルフドッグス名古屋の市川健太選手が献血呼びかけ ファンが行列

 7月の「愛の血液助け合い運動」に合わせ、男子バレーSVリーグ「ウルフドッグス名古屋」のリベロ、市川健太選手(25)が21日、名古屋市西区のイオンモール名古屋ノリタケガーデン内にある献血ルームの一日所長に就任。買い物客らに献血の協力を呼びかけた。

 市川選手が一日所長を務めたのは「献血ルーム フォレスト」。愛知県赤十字血液センターによると、同ルームは全国に3カ所しかない完全予約制の血漿(けっしょう)成分献血専用のルーム。血漿は「免疫グロブリン製剤」など薬の原料で、子どもがかかる川崎病や重症筋無力症などに有効とされる。近年、使用する病気の範囲が広がり需要が増しているため、21年に同ルームができた。

 市川選手はトークショーで「病気で治療中の患者さんのためにも献血への協力をお願いします」と呼びかけた。午前9時半配布のトークショー観覧席の整理券を求め、同5時半から県内外の多数のファンが列を作った。

 成分献血は18歳以上から協力できる。問い合わせは同ルーム(052・462・8090)。【川瀬慎一朗】