社会人の愛子さまと18歳の成年を迎える悠仁さま 天皇家と秋篠宮家はどんな「夏休み」を過ごしてきた?

AI要約

皇室が夏休みの時期に近づいている。休暇を楽しむために皇族方が様々な努力をしている様子を紹介。天皇ご一家や秋篠宮家の夏の過ごし方が明らかに。

天皇ご一家は静岡県や栃木県の御用邸で静養をすることが一般的。愛子さまなどが自然体で活動している様子を公開。

皇族家族は御用邸滞在中に外食やアクティビティを楽しむことがあり、食事や観光を通じてリラックスしている様子。

社会人の愛子さまと18歳の成年を迎える悠仁さま 天皇家と秋篠宮家はどんな「夏休み」を過ごしてきた?

 皇室にも「夏休み」の時期が近づいてきた。自由気ままには動きけない皇族としての「立場」があり、皇室内にも厳密なルールがあるなかで、貴重な休暇のひとときを楽しもうとしてきた皇族方。今年はどんな夏の思い出ができるのだろうか。

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「ご静養」は、普段忙しい天皇ご一家や皇族方が、心身を休めることができる貴重な機会だ。

 宮内庁の公式インスタグラムは先日、黒い長靴を履いてタケノコ掘りに挑戦した天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが、大きなスコップを手にしゃがみ込むショットを公開。自然体の姿が「かわいい」と話題を集めた。

 これは今年5月、ご静養のために訪れた栃木県の御料牧場で撮影されたものだ。

 

 皇室の各宮家が、夏をどう過ごすかはそれぞれだが、天皇家については大正期から昭和期に天皇や皇太子が滞在するためにつくられた「御用邸」で過ごすのが一般的だ。

 天皇陛下と雅子さま、愛子さまは、夏は静岡県下田市の須崎御用邸か、栃木県那須町にある那須御用邸でご静養されることが多い。

 しかし、御用邸の建物は古く、小さい子どもが遊べる施設も周囲には限られる。かといって、天皇家や皇太子家が自由に施設を選んで宿泊することはなかなか難しい。

 そこで天皇ご夫妻は、愛子さまと御用邸に滞在しながら、夏を楽しく過ごせるように苦心されていたようだ。

 愛子さまがまだ小さい頃、那須御用邸の滞在中には、「那須ステンドグラス美術館」や「那須テディベア・ミュージアム」に出かけたほか、愛子さまのお友だち家族と那須岳の南月山に登ったり、「那須どうぶつ王国」や「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」で花火を鑑賞したりしたこともあった。

 また、近くにあった「二期倶楽部」や「東急ハーヴェストクラブ那須」といったホテルで、お友だち家族との食事会や、プールで水泳の練習をすることもあった。

 

 休暇中の大きな楽しみといえば「食事」だが、那須御用邸近くにあるイタリアンレストラン「ジョイア・ミーア」は、天皇ご一家がよく通っていたというレストラン。

 そして、「パパ」がインターネットで食事をする店をリサーチすることもあり、関係者によると、天皇陛下ご自身が調べてホテルのレストランを訪問されたこともあったという。

 宮内庁関係者は当時、ご一家の様子をこう振り返っていた。

「皇太子さま(当時)も雅子さまも、普段は決められたメニューのお食事を黙って召し上がります。そのため、プライベートな休暇で外食をする機会を、ご一家で楽しみにしておられたようです。ご自分たちでレストランを調べ、メニューを眺めて、お好きな品をアラカルトで注文する。何よりの贅沢であったのではないでしょうか」

 

■秋篠宮家は民間のホテルなどに

 那須、須崎、葉山(神奈川県)の御用邸は、天皇が静養するための施設であり、本邸に宿泊できるのは天皇家のみだ。皇太子家であっても、滞在できるのは隣接する付属邸とされていた。

 秋篠宮家ご一家は2008年、単独で那須御用邸に滞在したが、宿泊が許されたのは当時築82年の「供奉員宿舎」。職員用の木造の宿泊施設だった。

 秋篠宮家が御用邸に滞在するのは、天皇ご夫妻(現在の上皇ご夫妻)とご一緒に過ごされるときで、宿泊先は主に民間の施設だった。

 

 しかし、御用邸などがあっても、皇族方が民間のホテルで過ごすことは珍しくない。

 秋篠宮家の「定宿」として有名なのが、長野・軽井沢にある老舗「万平ホテル」。オーナーが飼っていた白いフワフワの犬は、長女の小室眞子さん、次女の佳子さま、長男の悠仁さまともよく遊んでいた。

 上皇さまは東宮時代から、夏は長野県軽井沢町にある「千ケ滝プリンスホテル」でよく過ごされていた。美智子さまと結婚してからは、浩宮さま、礼宮さま、紀宮さまらとご一家で滞在されていた。平成に入ってからも、群馬県草津町での音楽祭に出席する際には、町内の「ホテルヴィレッジ」に宿泊していた。