【精神科医が教える】いつも「応援される人」と「嫌われる人」の決定的な違いとは?

AI要約

人に与えると、人も物も集まってくる。ただ欲しがると、手に入らなくなる。不思議なものね。

利他的な利他を実践することで、自身にも幸せや利益が返ってくる。他者の利益を優先する姿勢が重要である。

住友グループの事業精神である「自利利他、公私一如」は、現代でも有効であり、人生における行動指針となる。

【精神科医が教える】いつも「応援される人」と「嫌われる人」の決定的な違いとは?

 誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

● 与える

人に与えようとすると、

人も物も集まってくる。

ただ欲しがると、

手に入らなくなる。

不思議なものね。

 他人の幸せを願って利益になるようにふるまうことを「利他」といい、自分の利益だけを考えて追求することは「利己」といいます。

 不思議なもので、自分だけ利益を得ようと利己的にふるまっていると、自分が求める物や人が、かえって離れていってしまいがちです。

 利己的な利他は本末転倒ですが、利他的な利他、つまり本当に他人のために一生懸命になり、他者の利益を優先していると、一周回って自分のもとに人も物も集まるようになるものです。

 400年もの歴史がある住友グループの創業以来の事業精神は、「自利利他、公私一如」(他を利することこそが自らの利となる)だといいます。

 これは現代でも古びない本質を突くものであり、事業だけでなく、人生における行動指針になると思います。

 ※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。