手足口病、「警報レベル」超えが38都府県に - ついに東北地方でも警報開始

AI要約

手足口病が乳幼児を中心に拡大しており、全国の38都府県で「警報レベル」に達したことが報告されている。

感染者数は3万5,960人で前週比1.35倍増加し、定点当たり報告数も11.46人となり、各地域で警報レベルを示している。

最も感染者数が多い都道府県は大阪で、その他にも東京、兵庫、愛知、埼玉、神奈川でも多くの感染者が報告されている。

 乳幼児を中心に流行拡大が続く手足口病で、定点医療機関当たりの報告数が5.0を超えて「警報レベル」に達したのは38都府県に上った。前週から福島、長野、鳥取の3県が新たに加わった。これまで東北・北海道地方で「警報レベル」に達した県・道はなかったが、東北地方にも手足口病の感染が拡がり始めている。【渕本稔】

 国立感染症研究所が16日に公表した第27週(7月1-7日)の感染者は3万5,960人。前週に比べて1.35倍に増えた。

 全国の定点当たり報告数は11.46人(前週比35.3%増)となった。

 東北・北海道と中国、九州を除く地方では、全ての都府県が「警報レベル」に達した。

 前週に定点当たり報告数が5.0を超えていた宮崎は、5.0を下回った。

 2024年の累計報告数は14万6,757人。都道府県別に見ると、大阪の1万3,419人が最も多く、以下は東京(1万940人)、兵庫(9,565人)、愛知(8,563人)、埼玉(8,124人)、神奈川(7,645人)などが続く。