【王位戦】藤井聡太王位「中、終盤の難解な将棋に勝てるよう頑張りたい」初の函館、第2局前夜祭

AI要約

将棋の藤井聡太王位が渡辺明九段に先勝したお茶杯王位戦第2局が函館で行われる。

藤井は函館が初めての地であり、北海道でのタイトル戦は6戦負けなし。

渡辺は1局目敗北からの巻き返しを図り、次戦に意気込む。

【王位戦】藤井聡太王位「中、終盤の難解な将棋に勝てるよう頑張りたい」初の函館、第2局前夜祭

 藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)が渡辺明九段(40)に先勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第2局が17日からの2日制で、北海道函館市「湯元 啄木亭」で行われる。16日、両者は「北の玄関口」函館が一望できる五稜郭タワーを訪れた後、前日検分を行い、前夜祭に参加した。

 開幕局を千日手指し直しの末、大逆転で制した藤井にとって函館は初めての地。「序盤で後れを取らないようにして、中、終盤の難解な将棋に勝てるよう頑張りたい」と抱負を語った。

 北海道でのタイトル戦は4年前の王位戦第2局(札幌市)から6戦負けなし。昨年11月、小樽市で竜王、今年5月、紋別市で名人をそれぞれ防衛した。19日の22歳の誕生日を前に、相性のいい北の大地で王位戦5連覇と永世王位獲得への足掛かりを築く。

 対する渡辺は、「1局目は残念な形だった。まだ始まったばかりだし、仕切り直して頑張っていきたい」と意気込んだ。