群馬・沼田の「吹割の滝」で22人が一時取り残される、遊歩道まで増水…別名「東洋のナイアガラ」

AI要約

群馬県沼田市の名勝「吹割の滝」で、増水した川の影響で遊歩道が浸水し、22人が取り残されるも全員救助された。

散策用の遊歩道で身動きが取れなくなった観光客らが県警により救助され、けが人は出なかった。

吹割の滝は片品川にあり、高さ7メートル、幅30メートルの迫力ある景色で、「東洋のナイアガラ」と呼ばれている。

 群馬県沼田市の名勝「吹割(ふきわれ)の滝」で15日午前、川の増水により近くの遊歩道が浸水し、散策していた観光客など22人が一時、遊歩道に取り残された。利根沼田広域消防本部によると、同日正午までに全員が救助され、けが人はなかった。

 同本部によると、同日午前10時35分頃、滝がある片品川沿いに設置された散策用の遊歩道で、身動きが取れなくなったと県警に通報があった。約1時間15分後に子ども2人、大人20人が救助された。

 現場近くの警備担当者(72)によると、この日は朝から川の水量が多かったが、水位が遊歩道の上まで急速に上昇し、観光客らが移動できなくなったとみられる。市は滝周辺の遊歩道を通行止めとした

 市観光協会のホームページなどによると、吹割の滝は利根川支流の片品川にあり、国の天然記念物に指定されている。高さ7メートル、幅30メートル余りに及び、迫力のある景色から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれている。