玉川徹氏「大人の対応ありがとうございました」万博「出禁」発言謝罪の吉村知事に語りかける

AI要約

大阪府の吉村洋文知事がテレビ番組に出演し、来年の大阪・関西万博について語った。番組では玉川徹氏との謝罪や建設費問題など様々な話題が取り上げられた。

万博終了後の収支について、吉村氏は責任の所在について議論し、協議が必要であると主張した。

番組では対決構図や取材要請などもあり、玉川氏とのやり取りが注目された。

 大阪府の吉村洋文知事は15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演し、来年4月から始まる大阪・関西万博の見どころや課題について語った。

 吉村氏は今年3月の大阪維新の会の会合で、同番組のコメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏に対し、万博を「出禁」にすると発言し、その後謝罪&撤回した経緯がある。

 番組はこの日、1時間近い時間を割いて、万博について特集。吉村氏の玉川氏への生謝罪から始まり、見どころだけでなく、批判が多い「大屋根リング」や会場建設費問題などについて、激論がかわされた。万博終了後の収支に赤字が出た場合の対応を、再三問われた吉村氏は「ルール上は万博協会が最終的に責任を負うことになっているが、ぼくはそれは違うだろうと思っている」と反論。国と大阪府、大阪市、経済界による協議があらかじめ必要だと、何度も主張した。

 コーナー終了時には、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「来ていただいたことは本当にありがたいことでした。玉川さんを前にしてこうなることは分かっていましたが、大人の対応をしていただいた」と、玉川氏との「対決構図」シーンも多かった番組構成に言及。その玉川氏も「大人の対応をしていただき、ありがとうございました」と、吉村氏に語りかけた。

 吉村氏が大屋根リングの意義や価値などについて力説し、玉川氏に現地取材を要請すると、羽鳥は「玉川さん、行こう」と、意欲をみせた。これに玉川氏は「メディアは、アクセルもブレーキも必要。関西のいろんなテレビがアクセルを踏んでいると思うし、そういう番組もいっぱいあると思うけれど、私はもしかしたら、ブレーキの役割と思っている。これは大丈夫か?という観点で、取材をさせていただきたい」と冷静に応じた。