「メンエスには飽き始めている」…マニアが語るネットで過激サービス情報が囁かれる〝健全店〟の実態

AI要約

〝仮面風俗店〟と呼ばれる店舗が、本来のサービスとは異なる過激なオプションを提供している現状が続いている。

性産業に関わる女性が増加しており、風俗店よりも安全でコスト効率のいい〝健全店〟が注目されている。

メンズエステが人気であるが、一部のマニアは今後は〝本当の健全店〟への興味を持ち始めている。

「メンエスには飽き始めている」…マニアが語るネットで過激サービス情報が囁かれる〝健全店〟の実態

『FRIDAYデジタル』が6月7日に配信した記事『普通のマッサージかと思ったら…〝仮面風俗店〟の過激サービス情報がネットで拡散される〝からくり〟』でもお伝えしたように、本来は風俗とはまったく関係ないサービスを提供するお店のはずなのに、なぜか過激なオプションがある〝仮面風俗店〟。詳しい事情は後述するが、個人が小遣い欲しさにやっている例もあれば店自体が「風俗ではない」というグレーさを売りにしている場合もある。現在、そういった店の情報がネットで拡散され続けている。とくに一部の好事家たちからは注目を集めているようだ。

なぜ「密かに過激サービスがある店」情報が現在のように溢れることになったのか、なぜ一部のユーザーにそういった店が人気なのかを〝仮面風俗店〟にハマっているという風俗歴30年の会社員・Aさんに聞いた。

「今はもう普通の風俗なんてまず行かないですね。面白みがないんですよ。だって風俗はヌキや本番があって当たり前じゃないですか。働いている女の子も擦れてるしドキドキや驚きなんて感じることはないですから」

Aさんは誇らしげに語る。最近、彼は普通の風俗店ではなくもっぱら〝過激サービス情報〟があがっているメンズエステその他の店を回ることが多いという。

コロナ騒動が始まって以降、金銭的な理由で性産業に関わる女性はかなり増えた。ただできれば風俗はやりたくない、と思うのが本音だろう。ハードな割に単価も意外に安いし、怖いイメージがつきまとう。店側としても風俗店の場合は新しい店を開業する場合は風営法に基づくデリヘルでの営業となり、店舗を構えてサービスすることはできない。さらに女性の送迎など手間やコストもかかる。規制の厳しいデリヘルよりも個人事業主として営業できる〝健全店〟のほうが開業しやすくコスパも良い。

「ここ最近はメンズエステがかなり流行ってますよね。建前は風俗じゃないし、風俗と違って単価も高く圧倒的に客層が良いから女の子が集まる。そして擦れてない子が多い。あと普通のマンションの一室でやってるのもいいんですよ。ホテル代がかからないっていうコスト面だけじゃなくて日常の中で非日常が味わえるというか。ただ店舗が増え過ぎましたね。特に首都圏なんて飽和状態です。僕らみたいなマニアはもう飽き始めています」

では現在はどんな店に注目しているのだろうか?

「それは〝本当の健全店〟ですよ。メンズエステは有名になり過ぎて実質風俗店だからダメです。整体とか美容室とかそういうところで〝過激サービス〟があったら滅茶苦茶興奮しますよ」

6月7日配信の記事では「過激サービスが受けられる店」の情報はネットの掲示板や情報売買サイト、裏風俗系YouTubeなどで知ることができると紹介したが、Aさんの場合は、メンズエステを中心とした情報売買サイトで情報を入手しているという。その中からAさんはある〝フツーのお店〟を教えてくれた。

「どんなお店だと思います? ヘッドスパです。そもそもヘッドスパなんて大概は女性をターゲットにしている店じゃないですか。この店は男性専門のヘッドスパなんですよ。ここでは〝ある特別なオプション〟を付けることで、過激なサービスが受けられるんです」

お店のWebサイトを見ると「メンズに特化したサービス」とうたわれていた。普通のヘッドスパなら男女差があるとは思えないが、「メンズに特化」と書いてあるといやがうえにもヘンな期待をしてしまいそうだ。さらにサービスをしてくれる女性スタッフの写真などもあり、メンズエステのWebサイトと作りがよく似ている。

おそらくは女性にサービスをしてもらうことで男性向けにしたヘッドスパなのだろう。男性向けにして通常よりも料金を高めに設定するというところは〝健全店〟といわれるメンズエステと同じ建付けだ。しかし、だからといって違法な〝過激サービス〟まであるのだとしたら、一部のメンズエステと同様に摘発される可能性は十分にあるだろう。

有料版「FRIDAY GOLD」では、本誌がこのヘッドスパに潜入取材、お店や具体的な施術内容などの詳細、「特別なオプション」が実際に行われたのかなどを掲載している。