小池氏は島しょ部や町村部で高い支持 石丸氏は23区で 都知事選
AI要約
7日投開票の東京都知事選で小池百合子氏が3選を果たし、全ての区市町村で得票率がトップとなった。特に島しょ部や多摩地域で高い支持を得た一方、都心の23区では比較的低かった。
次点の石丸伸二氏は23区で支持を伸ばし、蓮舫氏は多摩の市部を中心に支持を集めた。それぞれ得票率や得票数に差があった。
小池氏は291万8015票を獲得し、42・7％の得票率を記録。選挙結果の分析において各自治体での得票率が詳細に報告された。
7日投開票の東京都知事選について上位3候補の自治体別得票率を比較・分析したところ、3選した小池百合子氏（71）は都内全ての区市町村で得票率がトップとなり、特に島しょ部や多摩地域の町村部で高い支持を得た。都心の23区は得票率が比較的低かった。次点だった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏（41）は23区で強さを見せ、元参院議員の蓮舫氏（56）は多摩の市部を中心に支持を集めた。
小池氏は291万8015票を獲得し、有効投票数に占める得票率は42・7％だった。島しょ部を除く53区市町村を見ると、最も得票率が高かった自治体は奥多摩町で68・0％。檜原村61・4％、瑞穂町55・9％と続いた。得票率が最も低かったのは渋谷区の35・1％だった。
石丸氏は165万8363票を集め、得票率は24・3％。得票率が高い自治体は世田谷区の28・1％を筆頭に、渋谷区27・6％、中央区27・5％と続いた。
蓮舫氏は128万3262票で得票率は18・8％だった。多摩地域で得票率が高く、武蔵野市、国立市、多摩市などが上位に入った。小金井▽東大和▽清瀬▽多摩▽日の出▽檜原▽奥多摩－－の7市町村では、次点の石丸氏の得票率を上回った。【山下俊輔】
