主将とマネジャーが双子…両チームとも 高校野球の開幕カードで起きた奇遇「…気持ちは相手も同じかな」と運命的な一戦に
第106回全国高校野球選手権長野大会がセキスイハイム松本スタジアムで開会式を行い、73チームの夏の戦いが始まった。
飯山―下伊那農の開幕試合は雨の影響で四回表途中で中断し、継続試合となった。
両チームの主将と記録員が男女の双子という偶然の対決が話題となった。
下伊那農の熊谷主将と飯山の伊東主将は再開される試合に向け、勝利を目指す意気込みを語った。
飯山のマネジャーは手製のお守りをチームメイトに配布し、旺祐主将はチームへの感謝と甲子園への夢を述べた。
熊谷主将と松島監督はチームの結束力を称え、2人の双子マネジャーを太陽のような存在と讃えた。
第106回全国高校野球選手権長野大会は6日、セキスイハイム松本スタジアムで開会式を行い、73チームの夏の戦いが始まった。飯山―下伊那農の開幕試合は、雨の影響で四回表途中で継続試合とすることが決まった。
開始間もなく雨が降り始めた開幕試合は、次第に雨脚が強くなり、飯山が3点リードの四回途中に中断したまま継続試合が決まった。
飯山―下伊那農の開幕試合は、ともに主将と記録員を務めるマネジャーが男女の双子という運命的な一戦となった。
「相手に同じ関係の双子がいることは、対戦が決まってから知った」と下伊那農の熊谷嘉隆主将。光紗さんとは竜峡中時代から選手とマネジャーの立場で一緒に歩んでいる。松島監督は「太陽と月じゃなく、2人とも太陽のような存在」とけん引力に信頼を寄せる。
飯山のマネジャー、伊東真千さんは好きな食べ物やボールなどの刺しゅうを施した手製のお守りを3年生17人に渡した。旺祐主将は前夜に自宅で「今までの支えへの感謝と『甲子園に連れて行く』と伝えた」という。
7日に再開される試合に向け、「負けたくない気持ちは相手も同じなのかな」と飯山の伊東主将。下伊那農の熊谷主将は「自分たちの流れにもっていきたい」と対抗心をのぞかせた。
