辺野古沖でくい試し打ち 8月以降本格工事開始

AI要約

防衛省は普天間飛行場の辺野古移設の準備として、大浦湾側での埋め立て現場でくいの試し打ちを行ったことを明らかにした。

試し打ち作業によるサンゴへの影響は大きくないとしている。

8月1日以降に本格的な工事を始める予定で、新たな護岸造成のための手順確認を行っている。

辺野古沖でくい試し打ち 8月以降本格工事開始

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省が8日、大浦湾側の埋め立て現場海域で、くいの試し打ちをしたと明らかにした。8月1日以降に本格工事を始める予定で、新たな護岸造成に向け、クレーン船を使って手順を確認した。

 現場海域では8日午後、海中に降ろされたくいを少しずつ打ち込んでいく様子が確認された。防衛省は3日、試し打ちに関わる作業として、海中にくいを降ろす作業を既に行っていた。

 防衛省は8日、移植を予定する大浦湾の大型サンゴに、試し打ちの作業船のアンカーチェーンが接触したことによるとみられる破損を4日に確認したことも明らかにした。サンゴ類への影響は大きくない、という。