新宮(和歌山)で39.6℃ 9日(火)も猛暑と熱帯夜続く 昼夜問わず熱中症予防を

AI要約

関東から西で猛烈な暑さとなり、最高気温は39.6℃に達した。明日も猛暑が続く見込み。

観測史上1位の高温記録が更新されるなど、関東から西の地域で猛暑が続いた。気温が予想を上回る地点も多かった。

また、熱中症警戒アラートが発表され、体調管理には注意が必要。全国各地で高温が続く中、熱中症予防を心掛けよう。

新宮(和歌山)で39.6℃ 9日(火)も猛暑と熱帯夜続く 昼夜問わず熱中症予防を

 きょう(月)は関東から西で猛烈な暑さとなり、150地点以上で35℃以上の猛暑日となった。最高気温は、新宮(和歌山)39.6℃と全国で最も高くなったほか、府中(東京)39.2℃、桑名(三重)38.9℃、さいたま38.6℃、越谷(埼玉)と下館(茨城)で38.2℃、練馬(東京)38.1℃など(午後4時50分まで)。東京都心でも午後2時半すぎに36.0℃まで上がり、今シーズン一番の暑さとなった。あす9日(火)も東日本の太平洋側や九州を中心に、猛烈な暑さが続く見込み。

 関東から西の地域は、きょう(月)も朝から気温が高く、昼前には35℃を超えた所が多かった。新宮(和歌山)や府中(東京)だけでなく、小田原(神奈川)37.9℃、龍ヶ崎(茨城)36.8℃など、複数の地点で観測史上1位の高温記録を更新した。関東の内陸は雲が広がったため、群馬県や埼玉県の一部は当初の予想より気温の上昇が抑えられたが、それでも猛烈な暑さとなった地域が多かった。

 あす(火)も東日本の太平洋側や九州で、35℃を超える地点がある見込み。関東から南西諸島にかけて、熱中症警戒アラートが発表されている。東京都心はあす(火)も36℃まで上がり、湿気も多いため、体に堪える暑さが続く見通し。引き続き、朝晩の気温が下がりにくい条件下なので、夜間における熱中症予防にも気を配る必要がある。

<9日(火)の予想最高気温>

 37℃ さいたま、尾鷲(三重)

 36℃ 東京、横浜、熊谷(埼玉)、静岡、津、宮崎など

 35℃ 千葉、水戸、秩父(埼玉)、大分、鹿児島、名瀬など

<9日(火)の予想最低気温>

 29℃ 福岡、石垣島など

 28℃ 広島、鹿児島、那覇など

 27℃ 横浜、千葉、名古屋、大阪、鳥取、熊本、宮崎など

 26℃ 東京、さいたま、静岡、奈良、岡山、高松、大分など

(気象予報士・高橋和也)