都知事選と都議補選、南多摩選挙区で約300世帯に整理券配布漏れ

AI要約

東京都多摩市選挙管理委員会は、知事選と都議補選で投票案内と入場整理券の送付漏れが発生したことを発表しました。

漏れがあったのは転入届を出して3カ月以上市内に住む有権者約300世帯約350人分で、一部が配達されなかったと報告されています。

市選管は再発防止に努めるために職員の連携やコミュニケーションの見直しを実施すると述べています。

都知事選と都議補選、南多摩選挙区で約300世帯に整理券配布漏れ

 東京都多摩市選挙管理委員会は6日、知事選と都議補選南多摩選挙区(多摩市、稲城市)で、投票の案内と入場整理券の一部送付漏れがあったと発表した。投票日の7日までに、市職員らが漏れのあった世帯の郵便受けなどに投函(とうかん)したが、表札がなかったり、集合住宅のセキュリティーの関係で入れなかったりして、約10世帯分は配れなかったという。

 漏れがあったのは3月20~27日に市外から転入届を出し、3カ月間以上市内に住む有権者約300世帯約350人分。今月6日午後、市民から「入場整理券が届いていない」との連絡があり、役所内の金庫を調べたところ、一部が郵便物として保管されたまま、発送されていないことがわかった。南多摩選挙区では現職が6月16日に死去し、補選の実施が必要だと19日に把握。急な対応が迫られたこともあり、ミスしてしまったという。

 市選管は「適正な対応ができなくて、申し訳なく思っている。職員同士の連携やコミュニケーションなどチェック体制を見直し、再発防止に努めたい」としている。(上田学)