「自民は反省忘れた」 石破氏、愛知県連大会で言及

AI要約

自民党の愛知県連大会が開かれ、政治とカネの問題に党が揺れる中、石破茂元幹事長が党の厳しい状況を指摘。

県連会長が党の変革を訴え、石破氏も支持者の厳しさを痛感。

石破氏は党への変革を強く求め、政治の本来の姿に立ち返る必要性を訴えた。

「自民は反省忘れた」 石破氏、愛知県連大会で言及

 自民党の愛知県連大会が6日、名古屋市中村区で開かれ、約1000人が参加した。派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に端を発した政治とカネの問題に党が揺れる中、来賓の石破茂元幹事長が「党は大変厳しい状況にある」と言及するなど次期衆院選、来夏の参院選を前に危機感に包まれた大会となった。

 県連会長の丹羽秀樹衆院議員は冒頭のあいさつで「間違ったのなら原点に返り、自民党は変われるんだという政治活動をし、国民の信頼を取り戻す必要がある」と訴えた。続いて石破氏が「都知事選、都議補選で応援演説をしたが、極めて厳しいと痛感する」と肌で感じた厳しさを紹介。「野党の時の反省をどこかに忘れてしまったのではないか。支持者が『自民党は出直せ』と思った時に、手痛い敗北を喫する」と指摘した。

 大会宣言でも「『政治は国民のもの』との立党の原点に立ち返り、党自らが変わらなければならない」と変革を強く求めた。【荒川基従】