サイバー犯罪の相談窓口が不正アクセス被害に…「大失態だ」

AI要約

京都府警が管轄するサイト「ksisnet」が不正アクセスを受け、会員情報315件の流出が疑われる状況。

サイトは中小企業向けにサイバー犯罪被害や情報セキュリティに関する相談を受け付けており、現在は停止中。

府警サイバー対策本部が捜査を強化し、問題を深刻に捉えている。

サイバー犯罪の相談窓口が不正アクセス被害に…「大失態だ」

 京都府警は4日、府警サイバー企画課が事務局を務めるサイト「京都中小企業情報セキュリティ支援ネットワーク(ksisnet)」が不正アクセス被害に遭ったと発表した。府警によると、ログ上では個人情報が流出した記録は現時点ではないが、サーバーにはサイトが配信するメールマガジンの会員のアドレス315件が保管されている。サイトは現在、停止している。

 2日午後5時ごろ、同課がサイトを更新する際にページの異変に気づいた。再度検索エンジンからアクセスすると、中国語でスポーツ賭博を紹介するようなサイトにつながったという。

 サイトでは、府内の中小企業向けにサイバー犯罪被害や情報セキュリティーに関する相談を受け付けている。府警サイバー対策本部は「大失態だ。事態を重く受け止め徹底して捜査する」とコメントした。