日本の裁判所の理解、ありがたい 難民認定判決に感謝繰り返す

AI要約

北アフリカの難民が日本の裁判所から同性愛への迫害を理解されて難民認定を受けたことに感謝。

男性はイスラム国出身で同性愛者であり、家族から暴行を受ける恐れがあると主張。

判決後、男性は仮放免中で仕事ができず苦しんでいると述べた。

日本の裁判所の理解、ありがたい 難民認定判決に感謝繰り返す

 「日本の裁判所が(同性愛者への迫害を)理解してくれたことはありがたい」。北アフリカのイスラム教国出身の30代男性は、難民認定するよう命じた4日の大阪地裁判決を受け、日本語と英語を交えて支援者や判決へ感謝の言葉を繰り返した。

 男性は訴訟で、同性愛を禁じるイスラム法(シャリア)による迫害が出身国ではあり、家族による暴行などで身の危険があると主張。日本からスマートフォンのアプリで通話した兄から「死ぬまでたたきのめす」と脅迫を受けたと述べていた。

 判決後に大阪市内で記者会見した男性は、今は仮放免中で大阪市内で暮らすが、仕事をすることはできず「日本の暮らしも苦しい」と明かした。