自民・裏金問題の責任はどこへ…離党した世耕氏に和歌山1区で出馬の待望論!?関係者語る浮上の怪

AI要約

和歌山の自民党で、二階元幹事長の不出馬と激震が続き、世耕元参院幹事長が新1区から無所属で出馬を期待されている驚愕の話が浮上している。

和歌山の次期衆院選では定数が変わり、二階俊博元幹事長の後任候補が新2区で内定し、一方で1区の候補者選考が進まず、世耕参議院議員に期待が集まっている状況が続いている。

自民党の裏金問題を乗り越え、重い離党処分を受けていた世耕氏が1区での鞍替えを検討されている理由について、地元関係者や県連幹部の声が交錯する中、和歌山の政治情勢が注目を集めている。

自民・裏金問題の責任はどこへ…離党した世耕氏に和歌山1区で出馬の待望論!?関係者語る浮上の怪

青年局のハレンチパーティーに、二階元幹事長の不出馬と激震が続く和歌山の自民党でいま驚愕の話が浮上している。

旧安倍派の5人衆の1人で、派閥パーティーの裏金問題で離党処分を受けた世耕元参院幹事長を、なんと衆議院の和歌山新1区での出馬を期待する声が出始めているというのだ。いったいどういうことなのか関係者を取材した。

そもそも和歌山は10増10減で次の衆院選では選挙区の区割りが変わり、定数は「3」から「2」に減ることが決まっている。いまの3区から選出されている二階俊博元幹事長が派閥の裏金問題の責任をとるとして今年3月25日、次期衆院選に出馬しないと発表した。これにより新2区の支部長は空白となった。

そこでかねてから衆院鞍替えを狙う世耕弘成前参議院幹事長がその新2区から出馬するのではないかとの噂が飛び交っていたが、6月30日に行われた自民党和歌山県連の大会で、新2区の候補者(支部長)は二階元幹事長の3男・伸康氏に決まった。多数の地元首長や県議らが二階氏3男を推す中で公募はせず後継者はいわば世襲される形に収まった。

では、新1区はどうなるのか。1区は一時参議院からの鞍替えで鶴保庸介参院議員が出馬を予定していたが、地元から参院の議席を失うことを危惧する声が強く4月28日、鶴保議員は鞍替え出馬を断念すると発表した。

そこから2か月が経ち、1区をめぐり驚きの話が入ってきた。地元関係者はこう語る。

(地元関係者)

「県連の内部で、世耕氏に1区で無所属で出馬してもらい、自民党は擁立せず不戦敗でいいじゃないか、という声があるんです。多数派ではないですが、そういった勢力がいるからなかなか1区の候補者選考が進まないんですよ」

なんと自民党の裏金問題をめぐり最も重い離党勧告処分を受け離党したはずの世耕参議院議員に1区での鞍替え出馬を期待する声があるのだという。

この“世耕1区待望論”の背景について県連幹部は・・・

(県連幹部)

「世耕氏は無所属で新2区に出馬するのでは?という噂があった。ただ、新2区で二階氏の3男・伸康氏と対決することになるよりは、1区で出てもらったほうがいいのではないか、という意見は確かにある。仮に2区で出馬となれば、和歌山の自民党がバラバラになってしまうからだ。正式な県連の会議の場でそういった協議がされているわけではない」