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【速報】2歳女児の手足縛り『ベビーサークル』に監禁 USJに2泊3日で出かけ 死亡させた罪 男が高裁で『無罪』主張 1審では懲役6年の判決 内縁の妻は懲役9年の判決確定
去年6月、大阪府富田林市で2歳の女の子が熱中症で死亡
被告は無職の男で、手足を縛ってベビーサークルに放置
桃田被告は無実を主張し、控訴審が始まった
![【速報】2歳女児の手足縛り『ベビーサークル』に監禁 USJに2泊3日で出かけ 死亡させた罪 男が高裁で『無罪』主張 1審では懲役6年の判決 内縁の妻は懲役9年の判決確定](/img/article/20240704/66863897d917c.jpg)
大阪府富田林市で2歳の女の子の手足を縛ってベビーサークルに放置し、死亡させた罪などに問われている男の控訴審が始まり男は無罪を主張しました。
無職の桃田貴徳被告(52)は、去年6月、内縁関係だった小野真由美 受刑者(48)と共謀し、富田林市の自宅で小野受刑者の孫の優陽(ゆうは)ちゃん(当時2歳)の手足を粘着テープで縛り、四方を板張りにしたベビーサークルに監禁。
そのまま2泊3日でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに出かけ、優陽ちゃんを熱中症で死亡させた保護責任者遺棄致死と逮捕・監禁の罪に問われています。
小野受刑者は自身の三男とその妻が離婚後、生後半年ほどの孫の優陽ちゃんを引き取り、自身の四男、さらに桃田被告と自身と桃田被告の間にできた五男の5人で暮らしていました。
一審で、検察は桃田被告は優陽ちゃんを含めて長年家族関係にあり、保護する責任があったと指摘。
一方、桃田被告は、事件以前に小野受刑者との内縁関係を解消していて「優陽ちゃんの養育者ではない」として無罪を主張していました。
大阪地裁堺支部は去年12月、「桃田被告は2年半にわたり同居していて優陽ちゃんを保護する立場にあった」などとし、保護責任者遺棄致死罪の成立を認定。
ベビーサークルに入れる行為についても「劣悪な空間に閉じ込めることが正当化されないのは明らか」として逮捕・監禁罪の成立を認め懲役6年の判決を言い渡しました。
これを不服として、桃田被告が控訴。
4日大阪高裁で行われた控訴審の初公判で弁護側は「日常的な虐待行為の果ての遺棄と判断されているが、事実とは違う」などとし、1審と同じく無罪を主張しました。
一方、検察は控訴の棄却を求めました。
判決は、9月10日に言い渡される予定です。
小野真由美受刑者はことし2月に1審(大阪地裁堺支部)で懲役9年の判決が言い渡され、3月に刑が確定しています。