「このままだとムショ行き」と19歳少女を風俗店に...歌舞伎町のホスト兄弟「悪質すぎる犯行手口」

AI要約

19歳の女性客をホストクラブからソープランドに紹介した兄弟が逮捕された事件についての報道。

兄弟は未成年の少女に高額な売掛金を請求し、最終的には消費者金融で借金させた後、風俗スカウト業者を通じてソープランドで働かせた。

19歳の少女が警視庁に相談し、事件が発覚。兄弟は違法な手段で金を取り立てた罪で逮捕された。

「このままだとムショ行き」と19歳少女を風俗店に...歌舞伎町のホスト兄弟「悪質すぎる犯行手口」

いいのは「顔」だけ。なんと情けない兄弟なのか――。

6月22日、当時19歳だった女性客を埼玉県川口市のソープランドに紹介したとして、新宿区歌舞伎町のホストクラブ『SINCE YOU… α』で働いていた小保方信太朗容疑者(25)と兄の行志朗容疑者(28)が、警視庁保安課に職業安定法違反の容疑で逮捕された。

「被害者の少女は’22年10月、歌舞伎町を歩いていたところを信太朗容疑者に声をかけられた。信太朗容疑者はホストであることを隠したうえで、被害者とLINEを交換。複数回デートを重ねた後にホストであることを打ち明けて、店に通わせていました。未成年でお酒が飲めないので、店ではいつもウーロン茶。

バイトが主な収入源でホストクラブに通う金銭的な余裕はなかったにもかかわらず、信太朗容疑者に『お願いだから』と頼まれ、高額なシャンパンを次々に注文。約1年間で460万円ほど使い、売掛金は270万円ほどにまで膨らんでいました。信太朗容疑者は被害者のおかげで自身の売り上げ記録を更新したらしく、『初めて3ケタいけた』とLINEで喜びを伝えていた」(全国紙社会部記者)

しかし、19歳の少女に270万円もの売掛金を払える財力はなく――売掛金の回収に焦った信太朗容疑者は、強引な手段を取るようになった。

「『このままだとムショ行きになる』と少女を脅し、『親に援助を頼めないんなら“そういうところ”で借りるしかない』と消費者金融で借金をさせようとした。ただ、審査が通らなかったため、兄の行志朗容疑者と相談して、知り合いの風俗スカウト業者を頼って、少女をソープランドで働かせました。

信太朗容疑者は少女に《勤務時間は12時から24時まで。もう予約が入っているみたい。頼もしいね。かなりロングだね。頑張ってね。(接客が)終わった後、すぐに写メ日記を書くといいよ》などと、呆れたメッセージをLINEで送っていました」(捜査関係者)

昨年11月、少女が警視庁に相談したことで事件が発覚。今年2月、乱暴な手口でカネを取り立てたとして、東京都ぼったくり条例違反容疑で信太朗容疑者は逮捕された。その後、不起訴となるも、冒頭のように今度は兄弟そろって逮捕されたのだった。

悪質な方法で手に入れた、「初めての3ケタ」の代償は大きかった。