障害者向けのグループホーム「恵」の行政処分問題 利用者の受け入れなどを愛知県が41市町と協議

AI要約

愛知県内で障害者向けグループホームを運営する「恵」の事業所が問題となり、対応策が話し合われる

「恵」の過大徴収や不正受給が発覚し、運営が困難になる見通しで利用者たちは転居を余儀なくされる可能性

愛知県と市町が緊急の場合の利用者支援策を検討し、県は全力で取り組む方針

障害者向けのグループホーム「恵」の行政処分問題 利用者の受け入れなどを愛知県が41市町と協議

障害者向けのグループホームを運営する「恵(めぐみ)」の事業所が順次運営できなくなる問題で、愛知県と県内の市や町が今後の対応策を話し合いました。

愛知県を中心に全国で障害者向けグループホームを運営する「恵」は、食材費の過大徴収やサービス報酬の不正受給が明らかになり、県などは6月に一部の事業所を指定取り消しにする行政処分を行いました。

処分にあわせて国が「連座制」を適用したことから、全国に約100か所ある恵のグループホームは、全て数年以内に運営できなくなる見通しで、利用者たちは転居を余儀なくされる可能性もあります。

愛知県は3日、県内の41市町と情報を共有する会議を開き、緊急の場合は利用者を一時的に県の施設で受け入れることなどを説明しました。

県は引き続き、利用者の支援に全力で取り組む方針です。