「実感ないけど、怖い」サイバー攻撃でN高・S高生の個人情報流出か

AI要約

出版大手KADOKAWAがサイバー攻撃を受け、学校法人「角川ドワンゴ学園」が運営するN高校などの在校生らの個人情報漏洩の可能性が高いことが判明。

KADOKAWAの発表によると、漏洩の規模などは調査中であるが、関係者によるとN高やS高の在校生、卒業生、保護者の一部の個人情報が漏れた可能性がある。

生徒は事件を意識しつつも、漏れた情報の具体的内容が明らかになっておらず、まだ実感が湧かない様子。

「実感ないけど、怖い」サイバー攻撃でN高・S高生の個人情報流出か

 出版大手KADOKAWAがサイバー攻撃を受けた問題で、学校法人「角川ドワンゴ学園」が運営するN高校などの在校生らの個人情報が漏洩(ろうえい)した可能性が高いことが明らかになった。N高に通う生徒はどう受け止めたのか。

 KADOKAWAの発表によると、外部に漏れた可能性が高いのは、同学園が運営するN中等部、N高校、S高校の在校生、卒業生、保護者のうち、一部の人の個人情報とされる。関係者によると、漏洩の規模などはなお調査中という。同社は、在校生、卒業生、保護者向けに「お問い合わせフォーム」をネット上に設置した。

 S高新宿代々木キャンパスに通う男子生徒(1年)は「大変なことになっている実感はないけど、怖い」。N高御茶ノ水キャンパスの男子生徒(1年)は、今回、どんな個人情報が漏れたのか具体的なことがまだ明らかになっていないこともあり、「まだあまりピンときていない」という。

 ウェブサイトによると、N高、S高は学校教育法上の高等学校で、2校合わせて生徒数は約2万9千人。このうち通学コースの生徒は全国にある「キャンパス」で学んでいる。(小寺陽一郎、黒田早織)