サイバー攻撃でN高・S高の生徒情報も流出か、KADOKAWA「可能性高い」

AI要約

出版大手「KADOKAWA」グループがサイバー攻撃を受け、子会社の「ドワンゴ」が提供する通信制高校の在校生や卒業生の個人情報が流出した可能性が高い。

流出した情報には、N高校やS高校の生徒や保護者情報の一部、そしてクリエイターとの契約書とみられる文書も含まれる。

攻撃を主張するハッカー集団はロシア系の「BlackSuit」で、約1・5テラ・バイト分のデータを盗み出し、金銭を要求していた。

 出版大手「KADOKAWA」グループがサイバー攻撃を受けた問題で、KADOKAWAは3日、子会社の「ドワンゴ」がシステムを提供する通信制高校の在校生や卒業生らの個人情報が流出した可能性が高いと発表した。攻撃を仕掛けたと主張するハッカー集団が2日に闇サイトで公開した情報を確認した。

 KADOKAWAによると、流出したとみられるのは、角川ドワンゴ学園の通信制高校「N高校」と「S高校」の生徒や保護者情報の一部。ドワンゴが取引するクリエイターとの契約書とみられる文書の流出も新たに確認した。

 攻撃を仕掛けたと主張しているのは、「BlackSuit」を名乗るロシア系のハッカー集団で、6月27日に犯行声明を出し、KADOKAWAグループから約1・5テラ・バイト分のデータを盗み出し、金銭を支払わなければ、流出させると脅迫していた。