児童買春容疑などで逮捕の市教委教職員課主事を懲戒免職…サッカー中に児童を投げた教諭は減給処分

AI要約

熊本市教育委員会は、女子中学生にみだらな行為をした教職員を懲戒免職とし、別の教諭は体罰行為で減給処分を受けることが明らかになった。

前者は児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕され、後者は児童を投げて転倒させたとして懲戒処分を受けた。

市教委は保護者や市民の期待と信頼を損なったことを謝罪し、教育現場での不適切な行動に厳正な対応を取る姿勢を示した。

 熊本市教育委員会は28日、女子中学生にみだらな行為をしたとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いなどで逮捕された市教委教職員課の主事(26)を懲戒免職とするなど2件の処分を明らかにした。

 発表によると、主事は熊本県内の駐車場の車内で生徒にみだらな行為をしたり、裸の画像をタブレット端末で撮影させて自身に送信させたりした容疑で、県警に昨年9月に逮捕された。市教委の聞き取りに「被害者につらい思いをさせて申し訳ない」と謝罪したという。

 また、サッカーの競技中にボールを奪うために体をぶつけてきた児童を投げて転倒させるなどした市立小学校の男性教諭(42)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。児童は全身打撲などのけがを負い、4月の体罰等審議会で体罰に認定された。男性教諭は「感情的になり、やってはいけないことをしてしまった」と話したという。

 記者会見した市教委学校教育部の福田衣都子部長は「保護者や市民の期待と信頼を大きく損なった。申し訳ない」と陳謝した。