両陛下がオックスフォード大マートン校でサクラを植樹…帰国の途へ

AI要約

英国訪問中の天皇、皇后両陛下がオックスフォード大学を訪問。天皇陛下は2001年以来の再訪で、サクラの植樹や恩師との昼食会などが行われた。

皇后さまが留学したベリオール校では、皇后への名誉法学博士号の授与式が行われ、両陛下は式に出席。多くの恩師らとの昼食会でも感謝の気持ちを述べられた。

両陛下は英国を後にし、政府専用機で帰国の途に就かれた。29日夜に東京・羽田に到着予定。

 【オックスフォード=水野祥】英国訪問中の天皇、皇后両陛下は28日夕(日本時間29日未明)、天皇陛下が学んだオックスフォード大マートン校を訪ねられた。

 両陛下は午後5時半頃(同29日午前1時半頃)、マートン校に到着。陛下が同大に足を運ぶのは2001年以来で、案内役の同校学長から、「覚えていますか」と尋ねられると、それぞれの建物を手でさしながら記憶をたどられた。その後、再訪を記念するサクラを校内の庭に植樹し、皇后さまとともにスコップで土をかけられた。

 これに先立ち、両陛下は、皇后さまが研修生として留学した同大ベリオール校で昼食会に臨まれた。宮内庁によると、陛下は、皇后さまの恩師ら約40人を前に、「オックスフォード大が私と雅子に与えてくれている、比類ない豊かな機会とすばらしい思い出を大事にしていきたい」とあいさつされたという。皇后さまに対する同大の名誉法学博士号の授与式も行われ、両陛下は黒い帽子と赤いガウン姿で出席された。

 両陛下は28日夜(同29日早朝)、英南部の空軍基地から政府専用機で帰国の途に就かれた。29日夜、東京・羽田に到着される。