官房長官「極めて遺憾」 米に綱紀粛正申し入れ 米兵の性的暴行受け

AI要約

林芳正官房長官は、在沖縄米海兵隊員の20代男性が沖縄本島で女性に性的暴行を加えけがをさせた事件について遺憾の意を示し、事件事故防止の徹底を強化する考えを表明した。

岡野正敬外務次官はエマニュエル駐日米大使に対し、綱紀粛正と再発防止の徹底を申し入れたことを明らかにした。また、沖縄県内での米兵による性犯罪発生の重要性を強調した。

沖縄での性犯罪事件が相次いだことにより、日米両国は再び事件の再発を防ぐために連携し、厳正な対応を模索することが示唆されている。

官房長官「極めて遺憾」 米に綱紀粛正申し入れ 米兵の性的暴行受け

 林芳正官房長官は27日午前の記者会見で、在沖縄米海兵隊員の20代男性が沖縄本島で女性に性的暴行を加えけがをさせたとして、5月に不同意性交等致傷容疑で逮捕されていたことについて「極めて遺憾だ。さまざまな機会に事件事故防止の徹底を求めていく」と述べた。これに関し、岡野正敬外務次官がエマニュエル駐日米大使に対し、改めて綱紀粛正と再発防止の徹底を申し入れたと明らかにした。

 沖縄県内では、昨年12月に別の米空軍兵が少女に性的暴行を加えたとして起訴されていたことが、今月25日に明らかになったばかり。林氏は「12月に発生した事案に続き、米兵によるものとみられる性犯罪が発生したことを重く見ている」と話した。【鈴木悟】