事件当日、被害女性とはしご酒 性的暴行容疑で逮捕の元検事正 大阪高検

AI要約

元大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)が準強制性交容疑で逮捕された事件。被害者は部下の女性で、事件当日は同僚との飲み会後に官舎で暴行が行われたとされる。

北川容疑者は検事正を務めた経歴を持ち、容疑は性的暴行によるものである。準強制性交等罪に該当する可能性がある。

容疑者は要職を歴任していたが、事件発覚を受けて退官。被害者のプライバシー保護のため詳細は公表されていない。

 元大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)が準強制性交容疑で大阪高検に逮捕された事件で、北川容疑者が事件当日、同僚らと店で飲んだ後、被害者の部下の女性と2人で別の店をはしごしてから自身の官舎に移動していたことが27日、関係者への取材で分かった。

 

 北川容疑者は2018年2月~19年11月に検事正を務めた。大阪高検は被害者のプライバシーを理由に逮捕容疑の詳細を明らかにしていないが、関係者によると、検事正在任中に大阪市内の官舎で、酒に酔った部下の女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。

 関係者によると、事件当日、北川容疑者は複数の同僚らと店で酒を飲んでいた。解散後、部下の女性と二人きりになり、店を2軒はしごした後、官舎に移動して暴行に及んだとみられる。

 準強制性交等罪は酒や薬物の影響で抵抗できない状態の相手に性的暴行を行う罪で、昨年6月の刑法改正で現在は「不同意性交等罪」となっている。

 北川容疑者は大阪高検次席検事や最高検刑事部長など要職を歴任したが、定年退職まで数年を残し、大阪地検検事正を最後に退官していた。