小池百合子氏と蓮舫氏の関係先に脅迫ファクス、爆破予告や硫酸使用を示唆…東京都知事選挙

AI要約

東京都知事選に立候補している現職の小池百合子氏や前参院議員の蓮舫氏の関係先に、殺害や爆破を予告するファクスが届いていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。

小池氏の関係先である都民ファーストの会の豊島区議事務所には小池氏に硫酸をかけて失明させるという内容のファクスが送られ、蓮舫氏の選挙事務所には硫酸を手に入れて立憲民主党の議員と家族にアタックする内容のファクスが送られた。

小池氏と蓮舫氏は選挙事務所に訪れる予定を控える中、暴力による選挙妨害に絶対に屈しないと抗議している。

 東京都知事選に立候補している現職の小池百合子氏(71)や前参院議員の蓮舫氏(56)の関係先に、殺害や爆破を予告するファクスが届いていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁が脅迫容疑で捜査している。

 捜査関係者によると、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」所属の豊島区議の事務所などに24日、「小池百合子に硫酸をかけて失明させる」「選挙事務所を爆破する」などと書かれたファクスが届いた。送信元は海外だった。事務所が同日、警視庁に被害を相談した。

 23日午前には、港区の蓮舫氏の選挙事務所に「硫酸を手に入れた。立憲民主党の議員と家族にアタックする」などと書かれたファクスが送られてきた。蓮舫氏側は23日夕、警視庁に被害届を提出した。

 小池氏は24日夜、自身のX(旧ツイッター)で、25日の選挙事務所への来訪を控えるよう呼びかけ、「民主主義の根幹である選挙を暴力で封殺しようとする行為には断固として抗議する」と投稿。蓮舫氏も24日夜、報道陣の取材に、「絶対に屈しない」と述べた。