民主主義体感ゲームで投票率向上目指す 立民奈良県連

AI要約

立憲民主党奈良県連は、民主主義を体感するボードゲーム「デモポリー」の体験会を奈良市内で開催。

デモポリーは、税制や社会制度が変化する総選挙を通じて政治参加意識を高めるためのワークショップ型ボードゲーム。

体験会では若者支援党が与党となり、起業家の増加で景気が良くなる一方、高齢者の困窮も浮き彫りになる結果となった。

民主主義体感ゲームで投票率向上目指す 立民奈良県連

立憲民主党奈良県連は、民主主義を体感するボードゲーム「デモポリー」の体験会を奈良市内で開いた。税金を払ったり年金を受け取ったりしながら生活し、総選挙で新たな政権与党が決まると税制や社会制度が変化するという内容。ゲームを通じて若い有権者の政治参加意識を高め、投票率の向上を図る。

デモポリーは、すなばコーポレーション(東京都調布市)が開発したワークショップ型ボードゲーム。年齢や家族構成、収入などが異なるキャラクターとなり、前半は納税などの義務を果たしながら生活する。途中で総選挙が発生し、主張が異なる5つの政党が政見放送やマニフェストを通じて政策を主張。投開票で与党を決定する。

体験会では「若者応援党」が与党となり、若手の起業家が増えて好景気となったため全員に3万円が支給されたが、年金がなくなり高齢者が困窮する事態が生じた。ゲーム後、男性参加者は「借金を抱えていたが、若者支援で助かった。一方で高齢者は違う立場だということがよく分かった」と感想を語った。

同県連の藤野良次幹事長は「ゲーム形式で若い人に民主主義を学んでもらい、選挙では投票に足を運んでほしい」と述べ、地方議員を通じて県内各地で開催する考えを示した。