東京都知事選挙「つばさの党」に他陣営は警戒

AI要約

東京都知事選には、4月の衆院東京15区補欠選挙で他陣営の街頭演説を妨害したなどとする公職選挙法違反容疑で起訴された政治団体「つばさの党」代表・黒川敦彦候補も立候補を届け出した。警察の警戒下で幹部らが黒川候補のメッセージを代読し、小池都政や他候補陣営への批判を展開。

他陣営はつばさの党の動きに対応。小池百合子候補は選挙妨害に備えて不安を抱きつつ出陣。蓮舫候補陣営はスタッフを増員し、石丸伸二候補はボディーガードを配置するなど対策に追われた。

都知事選は複雑な舞台裏を持ち、候補者間の緊張が高まっている様子が窺える。選挙戦の様相が日々変化し、注目を集めている。

 東京都知事選には、4月の衆院東京15区補欠選挙で他陣営の街頭演説を妨害したなどとする公職選挙法違反(自由妨害)容疑で逮捕、起訴された政治団体「つばさの党」代表・黒川敦彦候補(45)(勾留中)も立候補を届け出た。この日は、同団体幹部らが都内各地をまわって黒川候補のメッセージを代読するなどした。警視庁の警察官らが警戒する中、小池都政の批判などを繰り広げた。

 一方、他陣営は同団体の挙動への対策を余儀なくされた。小池百合子候補は補選で応援演説を妨害されたことを念頭に、「今回は大丈夫なのかと不安を抱きながら出発する」と語った。蓮舫候補の陣営は、第一声の会場にスタッフを多めに配置。石丸伸二候補もボディーガード役のスタッフを付き添わせた。