「出稼ぎに行け」 売掛金支払いでデリヘル紹介の疑い ホストら逮捕

AI要約

大阪府警がホストクラブの女性客に性風俗店の仕事を斡旋し、料金を請求した容疑で逮捕した事件について報道された。

被害者は20代の女性で、ホストクラブでツケを作らされ、返済ができない場合は風俗店で働けと言われたとされる。

容疑者は大学生の鳥羽優太容疑者と職業不詳の花沢航太容疑者の2人で、女性をデリバリーヘルスに紹介した疑いが浮上している。

「出稼ぎに行け」 売掛金支払いでデリヘル紹介の疑い ホストら逮捕

 ホストクラブの女性客に料金を支払わせるため、性風俗店の仕事をあっせんしたとして、大阪府警は、ホストで大学生の鳥羽優太容疑者(21)=大阪市天王寺区=と、職業不詳の花沢航太容疑者(24)=大阪市中央区=を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕し、20日発表した。府警は認否を明らかにしていない。

 発表によると、2人は昨年12月下旬、20代の女性を徳島市の派遣型風俗店(デリバリーヘルス)に紹介した疑いがある。

 女性は鳥羽容疑者が勤務する大阪市内のホストクラブの客で、約80万円の売掛金(ツケ)があったという。女性は「(鳥羽容疑者から)売掛金をつくり、返済ができなかったら出稼ぎに行けと言われた」と話しているという。

 府警によると、花沢容疑者は風俗店のスカウトをしていたとみられ、女性は昨年12月から今年1月、徳島市のデリヘル店で勤務。得られた収入は鳥羽容疑者らに渡ったとみられるという。(高井里佳子、小島弘之)