コロナ禍で急伸、2億円超を脱税容疑 貿易会社代表を逮捕 東京地検

AI要約

仕入れを水増しして2億円超を脱税したとして、東京地検特捜部は20日、貿易会社「信彦佳景」代表取締役の河野吉哲容疑者を法人税法違反の疑いで逮捕した。

河野容疑者は2022~23年、仕入れ高を水増し計上して約8億6500万円の所得を隠し、約2億2100万円の法人税などを脱税した疑いがある。

同社はコロナ禍でのワクチン接種のため需要が高まった注射器を中国から仕入れて、厚生労働省に販売し利益を上げていたという。

コロナ禍で急伸、2億円超を脱税容疑 貿易会社代表を逮捕 東京地検

 仕入れを水増しして2億円超を脱税したとして、東京地検特捜部は20日、貿易会社「信彦佳景(のぶひこかけい)」代表取締役の河野吉哲容疑者(46)を法人税法違反の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 発表によると、河野容疑者は2022~23年、仕入れ高を水増し計上して約8億6500万円の所得を隠し、約2億2100万円の法人税などを脱税した疑いがある。

 関係者によると、同社はコロナ禍でのワクチン接種のため需要が高まった注射器を中国から仕入れて、厚生労働省に販売し利益を上げていたという。民間調査会社によると、同社は医療用器具や衛生用品を取り扱う商社として18年に設立された。売上高は21年が約7億1千万円で、22年は約18億3千万円、23年は約18億5千万円と伸ばした。