認可保育園が4年にわたり退職職員を在籍扱いし書類を偽装 補助金の不正受給は否定 市と県が特別監査実施

AI要約

宜野湾市の認可保育園が、4年間にわたり退職した保育士を在籍しているかのように偽り、実際の職員数を水増ししていたことが発覚。

退職した保育士からの訴えにより問題が浮上し、市と県が特別監査を実施中。

保育園グループの理事長は虚偽の報告を認めつつも、補助金の不正受給を否定。

宜野湾市の認可保育園が、退職した保育士を在籍しているように見せかけ、4年にわたり職員数を水増しした書類を市に提出していたことが分かりました。県や市が、特別監査を実施しています。

保育園によりますと、退職した保育士を在籍しているかのように偽り2020年から4年間、実態とは異なる「職員の配置表」や「賃金台帳」を提出していたということです。

今年4月、保育士の女性から市と県に「辞めた保育園から給料支払いの申告があり課税されている」と訴えがあり問題が発覚しました。

これを受け市と県は、適正な保育士の数が確保されていたかなど特別監査を実施しています。また保育士の数は補助金に関わることから、その点についても調べています。

保育園を運営するライオンの子保育園グループの末広尚希理事長はRBCの取材に対し、「保育士が復職すると思い退職処理があいまいになってしまった」と虚偽の報告を認める一方、補助金の不正受給はなかったと否定しています。

市や県は、来月中には特別監査の結果を公表したいとしています。