不審車両が警官めがけて急発進、拳銃発砲し男の腕に命中…同乗の女は覚醒剤陽性反応

AI要約

大阪府東大阪市で警察官が拳銃を使用し、乗用車の運転手に命中させる事件が発生。事件の経緯や逮捕された男の情報などが報じられている。

警察官は不審な車を発見し、車が突然進行してきた際に発砲。男の左腕に弾が命中し、逮捕されるが、命に別状はないという。

女の尿検査で覚醒剤が検出され、覚醒剤取締法違反容疑で女も逮捕された。警察は拳銃の使用を適正な職務執行だったとコメントしている。

 15日午前2時10分頃、大阪府東大阪市横小路町の路上で、巡回中の府警枚岡署地域課の男性巡査部長(31)が、自身に向かってきた乗用車に拳銃を1発発砲し、運転していた男の左腕に弾が命中した。車は停止し、巡査部長は運転席の男を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。男の命に別条はないという。

 逮捕されたのは住居、職業不詳の男(45)。

 発表では、巡査部長は午前2時頃、同署の男性警部補(41)とバイクでパトロール中、近くの路上で不審な車を発見。車は近くのコンビニ駐車場で停車し、女(25)を降ろして走り去った。

 巡査部長らが女に職務質問したところ、車が戻ってきて車体をぶつけようとしたため、巡査部長は窓が開いたドア越しに拳銃を構えて「止まれ」と警告。車が巡査部長に向かって急発進してきたため、発砲したという。同署は男を逮捕後、治療のため釈放した。回復を待って事情を聞く。

 女の尿を簡易鑑定した結果、覚醒剤の陽性反応が出たため、女を覚醒剤取締法違反(使用)容疑で緊急逮捕した。

 同署の貴田伸平副署長は「現時点では、拳銃の使用は適正な職務執行だったと判断している」とのコメントを出した。