山口組と絆会、抗争指定 4例目、6府県公安委

AI要約

指定暴力団同士の抗争が激化し、6府県で特定抗争指定暴力団として指定されることが決定された。

警戒区域が設定され、暴力団の活動が厳しく制限されることとなった。

両組織間の抗争事件も発生し、警察当局が警戒態勢を強化している。

 大阪や兵庫などの6府県警は13日、指定暴力団の山口組(神戸市)と絆会(大阪市)が抗争状態にあるとして、各府県の公安委員会が両組織を暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定すると発表した。指定は4例目で、21日の官報で公示し、効力が発生する。期間は3カ月。

 各公安委は市民に危害が及びかねないとして、暴力団の活動を規制する「警戒区域」も決定。両組織は区域内でおおむね5人以上で集まることや、事務所使用、対立組員への付きまといなどが禁止され、違反すると逮捕される。

 両組織を巡っては2022年5月、三重県伊賀市で山口組系組員が絆会組員を銃撃する事件が発生した。