前園長に禁錮2年6月求刑、静岡 女児バス置き去り死
AI要約
2022年9月、静岡県牧之原市の認定こども園で園児が熱中症で死亡する事件が発生。前園長と元クラス担任が業務上過失致死罪で起訴され、検察側はそれぞれ禁錮2年6月と禁錮1年を求刑。
千奈ちゃんの母親が実刑を望む一方、起訴状によると、増田被告は9月5日、河本千奈ちゃんが通園バスに放置され熱中症で死亡する過程が詳細に記載されている。
検察側は被告の業務上の怠慢が事件を引き起こしたと主張。母親の心情や被告の責任を考慮し、厳しい刑罰を求めている。
静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月、園児の河本千奈ちゃん＝当時（3）＝を通園バスに放置し熱中症で死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた前園長増田立義被告（74）と元クラス担任西原亜子被告（48）の公判が13日、静岡地裁（国井恒志裁判長）であり、検察側はそれぞれ禁錮2年6月と禁錮1年を求刑した。
千奈ちゃんの母親は「大切な千奈は戻ってこない。実刑を望みます」と意見陳述した。
起訴状によると、増田被告は9月5日、降車時の人数確認を怠り、千奈ちゃんが取り残されたままなのに窓を閉め切ったバスを施錠、車内に閉じ込めて熱中症で死亡させたなどとしている。
