前池田町長を官製談合容疑で逮捕 セクハラ問題で4月に辞職
AI要約
岐阜県池田町が発注した保育園の空調機設置工事の指名競争入札で、前町長が官製談合防止法違反容疑で逮捕された。
前町長は入札参加業者に指名業者を漏らし、指名業者を事前に入札参加業者に伝えた疑いが持たれている。
前町長はセクハラ問題を受け、4月に辞職。町が設置した第三者委員会がセクハラを認定し、辞職が相当と指摘された。
岐阜県池田町が発注した保育園の空調機設置工事の指名競争入札で、入札参加業者に指名業者を漏らしたとして、県警捜査2課は11日、前町長の岡崎和夫容疑者（76）＝同町＝を官製談合防止法違反容疑などで逮捕した。岡崎容疑者は女性職員らへのセクハラ問題を受け、4月に町長を辞職した。
逮捕容疑は2022年7月、町が発注した町立「温知保育園」の空調機設置工事の指名競争入札で、指名業者を事前に入札参加業者に漏らしたとしている。捜査2課は認否を明らかにしていない。
この入札には県内の業者5社が参加し、大垣市の業者が1330万円で落札した。捜査2課によると、岡崎容疑者は5社のうちの数社に対し、事前に指名業者を伝えていたとみられる。
岡崎容疑者は町職員を経て、03年町長選で無投票で初当選。6期目途中の今年4月、町が設置した第三者委員会が長年にわたる女性職員らへのセクハラを認定。「辞職が相当」と指摘され、4月26日に町長を辞職した。【稲垣洋介】
